CSS Nite LP2に行って来た。
12/8に北青山 TEPIAで行われたCSS Nite LP2に行って来ました。CSS Niteは回を重ねるごとに風格のあるセミナーになってきましたね。
今回は豪華に12セッションを3会場で同時に進めるかない豪華なセミナーでした。
さらに今回は、セミナーと同時に発行された書籍がセミナーと連動するという面白い試みでした。書籍の企画に合わせたのかCSSよりはDreamWeaver寄りのセッションが多かったです。
実際にセミナーの中で「ここは書籍の~ページを見てください」とかはなされる場面があり、また、聞けなかったセッションをあとで書籍で確認できるので、いい連動の方法だと思います。
推測になりますが、以前に、CSS Niteの拡張版イベントの「Web標準の日」で、後日セミナー内容をmp3で配信して、費用を払って参加した方からクレームがついた事をうけて、書籍をセミナーにバンドルしたのかもしれません。
僕個人としては、この手の情報は速報性と会場で聞くということが大事だと思うので、後の音声や動画資料の配布には異議はないのですが。
と。前置きはさておき、今回は下の4セッションを受けてきました。
コンポーネントベースのWebサイト設計と構築
小久保浩大郎氏
「抽象化」という言葉を使い、意識的に文書構造と外観を分離する事と、それをどうやって作業フローに組み込んでいくかという、現場よりの実践的な話でした。
多分、開発で言うところのクラス設計の話になるかな、と思います。
「CSSの抽象化」のような技術的な話かな?とも思いましたが、もっと現場よりの話でした。
大規模サイトの作業を前提としていたので、設計の工程と明文化を重視し、サイトで使われる見出しやリスト、あるいはナビゲーションといったページ要素を「コンポーネント」というパーツにまとめてHTMLコード込みのドキュメントに落とし込み、後工程でのぶれをできるだけ減らしていこうアプローチです。
サイト構築のフローの中で、HTMLのコーディング部分は「原稿さえあればすぐにできる」という印象がつきまとってしまったり、そもそもHTMLコーディングが何であるか理解されにくい場合が多いのですが、それを「マークアップ」という言葉を用いて、うまくフローに納めているのは、bAの経験がなせる技ですね。
非常に参考になりました。
DreamWeaver使いが知っておきたいセキュリティ
太田良典氏
「脆弱性」は「ぜいじゃくせい」と読みます。ここが大事、とのことです。
僕も「きじゃくせい」はよくきいていましたが、「もうじゃくせい」とか「ぼうじゃくせい」は初めて聞きました。日本語って難しいですね。
個人でのIPA届け出数日本一の太田さんによる、セキュリティの話です。
WebSigでの話題と多少重複する内容もありましたが、Dreamweaverでデータベース込みの動的なページを簡単に作れるのは知らなかったので参考になりました。
デザイナー向けの話なのでそれほど突っ込んだ話ではなく、フォースフル・ブラウジングとSQLインジェクションの説明を簡単に説明されていました。
これならいける? DreamWeaverで始めるCSSレイアウト
こもりまさあき氏
DreamWeaverを使ったクラス・ID付けと、CSSでのレイアウトを実演するという、どちらかというと「これからCSSを導入しよう」というくらいの初心者向けのセッションでした。
DreamWeaverでの作業を見られるのはよかったのですが、もう少し突っ込んだ話をしてくれてもよかった…ような気もします。
デジタルアセットマネジメント
境祐司氏
今までテーブルレイアウトを使ってページを作成していた製作会社が、フルCSSレイアウトの作成方法にスタイルを切り替えるためのコンサルテーションを、実際の資料を用いて解説していました。
スニペットを活用して作業の効率化を図る、というのが落としどころですが、そこに至るまでのドキュメントの作り方と、教育方法という点が、とても参考になりました。
一枚絵をFireworksでスライスしてテーブルレイアウトのページを作るという方法に慣れている人からすれば、CSSを用いたコーディングは謎が多くてまどろこっしくてたまらないと感じているように思います。
そこを、現状分析と図解資料を多用して説得・あるいは納得させ、10日間で一通りコーチングするという、ハタから見ると結構強行軍なスケジュールと内容の実例でした。
実際のところ、古くから続いているサイトやサービスがビジネスとしてうまく回っている場合、CSSレイアウトに切り替える事に必要性を感じないという人は今でも結構多いので(本当に必要ない場合もありますが)、その人たちを説得するための方法として覚えておこうと思います。
あと、今回のセミナーの企画を行っていたスイッチの鷹野氏の娘さんの映像(パーティって何?という映像)がセッションの合間合間に挿入されるのが印象的でした。
そしてセッションの合間に、その鷹野氏が、「社内で『こんなに頑張ってまでイベントをする必要はない』と突き上げを食らっている」と、冗談混じりにぼやいていましたが、CSSのようなあまり日の目を見る機会のない技術にフォーカスして定期的にイベントの場所があるのはとても有り難いので、続いて欲しいと切に願います。
2月 6th, 2007 - 10:48
小久保の名前は太いの「太」じゃなくて大きいの「大」です。つまり「小久保浩大郎」なのです。
2月 7th, 2007 - 00:28
> 小久保の名前は太いの「太」じゃなくて大きいの「大」です。
修正しました。失礼しました。
小久保さんはとても同い年とは思えないほどしっかりした方でした。良いセミナーでした。